低金利時代と言われる現在、「住宅ローンを借りた時よりも金利が下がっているから、借り換えをしたら返済額を減らせるかもしれない」とお考えの方も多いことでしょう。
しかしその仕組みを知らず、どうしたらよいのかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、そんな方に向けて住宅ローンの借り換えについてご紹介します。
住宅ローン借り換え、その仕組みとは
今ある借り入れを、別の金融機関から借りてきたお金で完済することを、住宅ローンの借り換えと言います。
現行のローンよりも金利が安いローンを選べば、返済額を大幅に減らすことができます。
借り換えと言っても、手順は新規に住宅ローンを借り入れる時とほぼ変わりません。
そのため、年収や健康状態、住宅の担保価値などを審査される他、保証料や事務手数料、登記費用など諸費用の支払いも必要になります。
しかし、それらの手間やコストよりも借り換えることによる総返済額の軽減分が大きいので、借り換えを行う方が多いのです。
住宅ローン、借り換えのメリットとは
一番のメリットは、やはり返済費用の負担を軽くできることが大きいでしょう。
例えば、残りの返済期間が20年、残債2000万円、金利1.5%の住宅ローンを、金利0.5%に借り換えた場合を見てみます。
金利1.5%の場合、総返済額約2316万円
金利0.5%に借り換えた場合、総返済額約2102万円
2316万円-2102万円=約214万円
1.0%低金利の住宅ローンに借り換えることによって、総返済額を200万円以上も減らすことができます。
また、返済期間を変えずに総返済額を減らすことができれば、月々の返済額を安くすることにも繋がり、結果生活にゆとりが生まれます。
二つ目のメリットとして、借り換えによって金利タイプを変更できることです。
「固定金利でローンを組んだけど、金利が低い変動金利に切り替えたい」
「変動金利でローンを組んだけど、金利が上昇しそうだから固定金利に変えたい」
というような場合に借り換えを行います。
近年の住宅ローンでは、金利以外のサービスを強化している銀行が増えており、がん保険や疾病・介護保障などを付けたローンも見られます。
借り換え後の生活リスクの軽減を図るうえでも、そうした付帯サービスに注目してローンを選ぶのも一つの方法でしょう。
住宅ローンの借り換え時はいつ?
一般的に住宅ローンの借り換えに効果が出やすいのは残債が1,000万円以上あり、残りの返済期間が10年以上、金利差が1.0%以上ある場合と言われています。
しかし、他にも以下のようなタイミングで借り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
・変動金利で借りていて、金利上昇が予想される時
・金利の固定期間が終わりそうな時
固定期間が終わると変動金利になり、金利が上昇するローンがほとんどです。
・転職をする前
借り換えの住宅ローン審査では、勤続年数が最低でも1年以上あると審査が通りやすくなります。
そのため審査を受けるなら、会社を辞める前が良いでしょう。
・返済が厳しいと感じた時
収入が減ったり、お子さんの養育費が増えたりして毎月の返済が厳しいと感じた時も、借り換えのタイミングです。
返済年数を延ばすことができれば、月々の返済額を減らすことができます。
おわりに
住宅ローン借り換えの仕組みやそのメリットをご紹介しました。
住宅購入後はさまざまな手続きや支払いが終了し、ほっと一安心される方も多いことでしょう。
しかし、その後も状況に応じて住宅ローンの借り換えを検討できるよう、自ら情報収集する意識が大切です。
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